【初心者向け】エレキギターおすすめの弦と選び方の基礎知識
ギターの弦は演奏に欠かせないアイテムの一つです。今回は、ギターの弦を選ぶ際に知っておきたい知識を紹介していきます。
弦の基本的な知識を持っていると、音質に関する理解が深まり、演奏やメンテナンスに役立てることができます。
弦の太さを見る
弦の太さは、弦のゲージとも呼ばれます。弦の太さは数字で表され、インチで表記されていることが一般的です。太い弦は音が大きく、迫力が出ますが、指先に負担がかかります。逆に細い弦は音が小さく、柔らかい音色になりますが、弦の切れやすさが問題になる場合があります。

画像の左側に書かれている「10, 13, 17, 26, 36, 46」が弦の太さです。この場合、一番小さい数字が1弦の太さになります(サイズは10 = 0.010インチなので0.25mmくらい)。ギターの弦の一般的な太さなので、太さで迷ったらまずはこのゲージがいいかも。
弦の太さによる演奏面での違い
使用する弦の太さで、音の鳴り方や弾き心地が変わってきます。
細い弦
- テンション(弦の張り)が低いので押さえやすい
- チョーキングがやりやすい
- 音質は軽めのサウンド
気を付けたいポイント
- テンションが低いので、太い弦より押弦した際にピッチがシャープしやすい
- コード弾き主体だと迫力に欠けるかも
太い弦
- 音質はパワフルで迫力のあるサウンドになる
- ダウンチューニングでも一定のテンションがあり弾きやすい
気を付けたいポイント
- チョーキングはちょっと疲れる
- ネックへの負担(テンションが高いため)
素材の違い
ギターの弦には、様々な素材やコーティングが使用されています。代表的な3つの素材(ニッケル、ステンレス、コーテッド)の特徴を説明します。
ニッケル弦
ニッケルはギターの弦で一番使われている素材です。柔らかい張力を持ち、ウォームで明るいトーンが特徴。まずはニッケル素材の弦を使ってみましょう。
ニッケル弦の場合はパッケージに「NICKEL WOUND」と書かれています。アーニーボールは左下、ダダリオは上側に書かれていますね。
ステンレス弦
耐腐食性が高く、錆びにくいのが特徴です。硬い張力を持ち、明るくシャープなトーンになるので、カッティングなどキレが欲しいときにおすすめ。
D’Addario(ダダリオ)の場合、ステンレス弦は「PRO STEELS」と書かれています。右側の「NICKEL WOUND」と間違わないようにしましょう。
コーテッド弦
コーテッド弦は、弦の上から薄い皮膜で覆っている(コーテッド)弦のことです。高価な商品が多く初期費用は掛かりますが、弦をコーティングすることで耐久性が高く、比較的長期間使用することができます。
以上が、主要な3つの素材(ニッケル、ステンレス、コーテッド)の特徴です。
弦の交換時期
弦の交換頻度は、演奏時間やメンテナンスなどによって異なります。弦が切れてしまった場合や、チューニングが不安定になってしまった場合は、弦を交換する必要があります。一般的には、2週間から1か月に1回の頻度(コーティング弦だと3か月から半年に1回)で弦を交換することが多いです。
定番のギター弦を紹介
アーニーボール レギュラースリンキー
定番中の定番商品。
他社製品と比べると、弦を張ったときのテンションは低く感じられる。レスポール系のギターに張るなら、まず、アーニーボールのレギュラースリンキーを試すことをおすすめします。
アーニーボール スーパースリンキー
リードプレイが主体であったり、ストラト系のギターならスーパースリンキーから使ってみるのをおすすめします。
D’Addario(ダダリオ) EXL110
アーニーボールと比べると弦のテンションが高い。弦を張り替えた直後のピッチは、アーニーボールに比べて安定しやすい。弦の寿命を考えるとアーニーボールよりダダリオに軍配が上がるかも。
まとめ
今回はギターの弦の基礎知識とおすすめの定番商品の紹介でした。
ギターの弦は今回紹介した商品以外にも、沢山の種類があります。まずは定番の弦を使ってみて、自分の好みの弦を追い求めていきましょう!!